感謝

 この夏は多くの場所で岡山自主夜間中学校の取組みについてお話をする機会を頂きました。ある講演会は、1年前からお声がけを頂き、鋭意準備を進めてくださっていました。しかし、、、その講演の前日、祖父が急逝しました。

 

 父から葬儀の日取りを聞くと、その講演会の時間と同時刻でした。。。

 

 一年前から準備をしてくださり、多くの方が講演に来られるというお話を聞いていました、、、。苦渋の選択を迫られました。翌朝、静かに横わたっている祖父の顔を最後に拝んで、広島から岡山に向けて車を走らせました。講演後、急いで広島に向けて車を走らせ、なんとかお骨を拾うことができましたが、行き帰りの道中ではとめどなく流れる涙を止めることはできませんでした。

 

 この記事のように、私の話を聞いてくださり、夜間中学校の必要性を感じてくださった方がいる、と思うと感無量であると同時に、祖父にこの記事を報告できることをうれしく思っています。

*山陽新聞朝刊9月19日(木)ちまた欄より